
でもどうやって勉強すれば良いの?
勉強を始めるタイミングや勉強しておくと良い所か知りたい。
こういった疑問が解決します。
作業療法士国家試験の合格点
- 総得点280点満点中の6割以上
- 実地問題120点満点中の4割以上
2つの条件クリアで合格となります。
毎年1年に1回行われる『作業療法士国家試験』は毎年2~3割程度は不合格者がいます。
不合格となり翌年の再受験になると、現役時代の時よりもかなり合格率が確率が低くなります。
この記事では模試で合格点を取れずにいる人でも国家試験で合格出来る効率の良い勉強法を紹介します。
この記事を読み終わる頃には効率的な国家試験対策勉強が分かるので、合格の確率をグーンと上げることが出来ます。
本記事の内容
- 国家試験の勉強をするタイミングが分かる
- 効率的な勉強方法がわかる
- おすすめの問題集やアプリが知れる
- 国家試験のしてはいけない勉強がわかる
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、本業で作業療法士として働いています。
国家試験では4ヶ月の勉強で総得点8割以上、実地問題6割以上の得点で合格。
今までの職務経験
- 回復期病院で2年勤務⇨異動となり総合病院で4年勤務⇨老人保健施設で1人で訪問リハビリを立ち上げる、2年後に退職⇨外来クリニックで勤務3年目。
- 患者は今までで1000人以上担当。
Contents
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国家試験の勉強はいつ頃から始めた方がいいの?
人によって様々ですが、臨床実習が終了してから勉強に集中しましょう。
臨床実習前に中途半端に勉強をしても、実習地での勉強が優先となるため国家試験対策の内容はほぼ忘れます!
実習前は勉強をするよりも準備に専念するのがオススメです。
実習前に準備しておくべき事
- 過去問を購入して内容を確認(この時は無理に覚えようとしないで、どんな問題があるのかを触れる程度でOK)
- 今まで受けた模試を集める
どの辺を勉強するのかを事前に把握したりするだけでも時間はかかるため、事前準備をしておくだけでも実習後に勉強に集中しやすくなります。
実習後に一気に勉強が出来る様に準備をしっかりとしておきましょう。
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国家試験合格に向けてやるべき4つの事
- ひたすら過去問を勉強しまくる(足りない人は最近受けたの模試を復習する)
- 得意な科目を完璧に勉強する
- 苦手な科目は捨てる
- 友達と一緒に勉強する
1つずつ解説していきます。
2-1 ひたすら過去問を勉強しまくる
国家試験で合格する上で絶対にするべきポイントです。
作業療法士の国家試験は過去問からおよそ5割以上が出題されます。
過去問は5年分程度は溯って勉強をしましょう。
また、問題集や最近受けた模試の内容も過去問の内容をまとめた物が多いため、過去問での勉強を更に補うことが出来ます。
過去問がある程度覚えられて、もっと勉強したいという人は最近受けた模試を復習するのもおすすめです。
おすすめの勉強方法
- とりあえず、過去問を解く
- 採点をする
- 出来なかったところだけをまた解く(この時に間違えた箇所にマークを付けると、見直した時に間違えた箇所が分かりやすく、注意しながら問題を解けるので印象に残りやすいです。)
- 採点をする
- 1~4をひたすら繰り返す→間違えずに全て答えられる様になったら→次に進む。
この勉強法では、自身の苦手な所がはっきりするため復習もしやすくなります。
4~5回程度このサイクルと繰り返すと8割程度は問題を見ただけで答えが分かるぐらいになれます。
ノートで書いて勉強するよりもおすすめですよ。

2-2 得意な科目を増やして完璧に勉強する
作業療法士の国家試験はこの様な科目の中から出題されます。
- 一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
- 実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
一般問題では解剖学、生理学、運動学、実地問題では運動学、作業療法(身体機能、精神機能)の分野は、確実に出題されます。
この分野の中で得意な分野を増やし、完璧に抑える事が出来る様になれば合格率向上は間違いなしです。

2-3 苦手な科目は捨てる
苦手な科目は何回勉強してもなかなか覚えにくく、勉強の効率も落ちるので一層のこと捨てましょう。
苦手科目を克服する重要性は低く、無理に時間をかけても無駄になりやすいです。
ただし、始めから諦める訳ではなく1回は必ず触れるようにしましょう。
1度でも触れていないと何も知らない状態になってしまうので、試験の本番で思い出すチャンスが無くなります。
ポイント
合格点は280点満点中の6割、実地問題は4割取れれば合格です。
つまり、ある程度は出来ない所があっても合格出来るということになり、苦手科目に時間をかけるよりも得意科目で点数を落とさない様にした方が効率的です。
あまりに苦手科目に時間を費やさない様に、ダメな時は諦めて捨てましょう。
2-4 友達の一緒に勉強する
一人でコツコツやっていて成果を出せる人もいますが、おすすめは友達と一緒に勉強する事です。
誰かに教える事で知識のアウトプットする機会が増え、自分の理解を深める事にもつながります。
またお互いに刺激し合えるのでモチベーションの面でもおすすめです。
3.おすすめの過去問・アプリ・サイト
【過去問】クエスチョン・バンク 理学療法士作業療法士国家試験問題解説(共通・専門問題)
【アプリ】作業療法士 国家試験&就職情報【グッピー】
【サイト】リハナビ

クエスチョン・バンク 理学療法士作業療法士国家試験問題解説(共通・専門問題)
おすすめのポイントとしてはイラストが豊富で、活字だけの内容は苦手という人でも分かりやすく勉強出来る内容となっていることです。
国家試験問題第37~52回の16回分を科目別に編集して解説をしているので、効率良く勉強することが出来ます。
他の過去問との比較した内容をまとめた記事もあるのでよかったら、参考にして下さい。
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【買う前にチェック!】2021年作業療法士国家試験問題集4選を徹底比較
作業療法士 国家試験&就職情報【グッピー】
勉強出来るだけでなく、その後の就職活動にも使えてしまう便利な無料アプリです。
特徴
- 国家試験の過去問792問を、サーキット・ラーニング方式で学習できる
- 全国の求人の中から、希望を指定して働きたい職場を探せる
- 友達を招待して学習の進捗を共有。誰が一番早く理解できるか競争
無料で使用できるので、問題集買うのはお金が・・。という人におすすめです!
リハナビ
国試対策問題集の「国試の達人」でお馴染みのリハナビが行っているサービスの「リハドリル」がオススメです。
国試の過去問18年分とアイペックの過去の模擬試験11年分が勉強できるので、苦手な分野を分析することができます。
問題を解くと、数値として表示もされるので、勉強のモチベーションが維持しやすいところもオススメポイントですね。
スマホでも勉強できるので、隙間時間を有効的に活用することができます。
無料体験版があるので、よかったら活用してみて下さい。
国家試験合格に向けてやってはいけない事
おすすめしない勉強方法
- 1年生に授業で習ったから1つずつ勉強をしていく
- 過去問を使わずに教科書で勉強する
授業をして下さった先生方には本当に申し訳ないですが、授業でとったノートの内容や今までの教科書を見直す行為はやめましょう。
はっきり言って、めちゃくちゃ効率悪いです。
上記でも述べていますが、国家試験は過去問から5割以上は出題されるので、足りない部分だけを問題集やアプリでカバーすれば効率的に合格を目指せます。
過去問や問題集、アプリを使って勉強を効率的にしましょう。
まとめ
今回は作業療法士国家試験の勉強法について紹介しました。
まとめ
- 国家試験は臨床実習終了後から集中的に勉強する
- ひたすら過去問を勉強しまくる(足りなければ最近受けた模試を見直したり、アプリを使う)
- 過去の授業内容や教科書では勉強はしない。
過去問を制するものは国家試験を制すると言っても過言では無いです。
臨床実習終了後からでも今までの学生3年間で勉強してきたことを活かして、毎日しっかりと勉強する事で合格出来ます。
僕も実習終了後4ヶ月で合格することが出来ました。
一人での国家試験の勉強に不安があれば、具体的な勉強プランのアドバイスや悩みの相談などは「作業療法士国家試験のお悩み相談室」で受け付けていますので、お気軽に相談して下さい。
是非、参考にしてみて下さい。
国家試験の合格を願っています。
それでは!